日本語→英語音声教材の作り方




たまみ:ボキャビル用(→ボキャビルとは?)の教材選ぶときは、CD付いてるのを選ぶのが必須だけど、英語のみが収録されているものが多いよね。

まるひこ:うん。英語音声だけだとさ、テキストを見ながらじゃないと、何を言ってるのかわからないまま、聞き流すだけで終わっちゃうよね。

たまみ:管理人は、例文を日本語で読み上げて録音して、「日本語→英語」の順になるようにして、ipodに入れて聞いているらしいよ。それをやればテキストなしで学習できちゃうから楽だよね。

まるひこ:声を録音して…かぁ。よし、シャーロットに、日本語を読み上げてもらって録音させてもらおっと。

たまみ:…おまわりさんに連絡しなきゃ。








日本語→英語音声教材の作り方


〜日本語→英語音声教材の作り方〜


1.ボキャビルをする際の必須条件

■家にいて、単語集を使ってボキャビルをするときはテキストを見ながら取り組めるので問題ないのですが、車の運転中や、ウォーキング中にボキャビルをする場合は音声のみで学習しなければなりませんよね。

その音声が、英語のみで収録されている教材の場合、何と言っているのかわからなかった場合は、そのわからなかった部分を、後でテキストで確認することが必須なのですが、単語集はこれから覚える単語ばかりが収録されているので基本的にはほとんどわからないはずで、結局そのほとんどを後でテキストで確認しなければならず、音声を聞いた時間が無駄に終わってしまいます。

ボキャビルのやり方のページにもある通り、まずは、テキストを見て文構造から意味を予測して…と順番に取り組み、最後に英文の音声を繰り返し聞く事で、英語の音でイメージを頭に定着させるのが理想なのですが、

ここまでがっつりやるのが難しい方は、例文を日本語音声で聞き、その後に英語の音声を聞く…を何度も繰り返しやるだけでもボキャビルになります。
実際、この方が負担が少なく継続は非常にしやすいです。

でもそれには、教材のCDに日本語と英語の音声の両方が収録されていることが必須です。

英語の音声しか収録されていない教材をお持ちの方は、少し手を加えて日本語音声付きの教材にしてしまいましょう。

このページでは、日本語、英語音声が両方入った教材をパソコンを使って作る方法を紹介します。

※出来上がった教材を、他人に売ったりするのは著作権違反になります。作った教材を販売目的で使用するのはやめましょう。

2.準備するもの

■日本語と英語の両方の音声が入った教材をこれから作るにあたり、準備するものを挙げます。

@単語集
■例文が一つの単語につき、一つ収載されているもの。収録されているのは英語音声のみ。今回は、「新TOEIC TEST必修1200語スコア860レベル New Version対応
を使用します。


Aパソコン
■録音、編集はパソコンを使ってするため。パソコンは英語学習には必須です。

Bフリーソフト「Audacity」と「itunes」
■「Audicity」は音声を録音するときに使うフリーソフトです。
音声ファイルを必要な部分だけ切り取って繋げたりも出来たりする優秀なソフトです。
ダウンロードは「Audacity ダウンロード」で検索すればすぐに出来ます。



「itunes」は、皆さんご存知かと思いますが、教材のCDからパソコンに音楽を取り込むとき、取り込んだ音楽をipod等へ入れるときに使うメディアプレーヤーです。


Cパソコンマイク
■日本語音声を録音するときに、パソコンマイクに向かって例文を読み上げます。
イヤホンでも出来なくはないですが、イヤホンで録音したものを再生すると、非常に小さい音でしか聞こえません。ボリュームをかなり大きくしても、やっと聞こえるくらいの音です。

ですので、専用のパソコンマイクを買ったほうがいいと思います。
私は、「SONY エレクトレットコンデンサーマイクロホン PC60 ECM-PC60」で録音しています。

skypeなどのip電話やチャット、icレコーダーに接続して録音等も出来るので便利です。


3.手順

ステップ1.CDからの音声の取り込み

■まずは音声の取り込みからです。
itunesを使用して、パソコンに音楽を取り込みましょう。
取り込んだ音声ファイルは、「Audacity」で編集するのですが、音声ファイルが「mp3」などの形式の場合、Audacityで読み込んで編集することができないため、Audacityに対応した「wav」形式で取り込む必要があります。

音声ファイルをwav形式で取り込むために、itunesの設定を行っていきます。

@まず、 itunesの画面で、「編集」タブをポイントし、「設定」をクリックします。


A「一般環境設定」というウィンドウが出ますので、赤い枠で示した「インポート設定」というタブをクリックします。


B「インポート設定」というウィンドウが出ますので、インポート方法の部分を、WAVエンコーダにします。



これで取り込まれる音声ファイルは、wav形式でライブラリに保存されるようになりました。
取り込んだあとはこのように、itunesのライブラリに保存されます。



※取り込んだファイルの形式を確認したい場合は、音声ファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択します。


すると下の様なウィンドウが出ますので、赤い枠の部分を確認します。そこで「wavオーディオファイル」になっていればOK。


※既に、mp3形式で取り込んだファイルをwav形式にしたい場合は、上記@〜Bの設定をした後で、音声ファイルを右クリックすると、写真のように、「WAVバージョンを作成」という項目がありますので、そこをクリックします。


すると、下の写真の赤い枠の様に、同じ名前のトラックが下に作成されます。これで作成完了。


ステップ2.音声ファイルを分割する

■日本語→英語音声の順でipodで再生されるように、取り込んだ音声ファイルを分割する必要があります。
例文が1トラックにつき1つ入っている場合はこの操作は必要ありませんが、今回用いる教材の場合は、1トラックに6つの例文が連続して収録されているため、ここに日本語音声を挟み込むため、6分割しなければいけません。

分割するために、フリーソフト「Audacity」を使います。

@「Audacity」を起動する。

フリーソフト「Audacity」を起動します。開いた画面はこんな感じ。


A音声ファイルをドラッグ&ドロップする。

「itunes」の画面を開き、wav形式の音声ファイルを左クリックし、左ボタンを押したまま、画面下のタスクバーの「Audicity」のバーまで持っていくと、Audicityの画面が開くので、上写真の灰色の部分まで持っていき、左ボタンから指を離します。
すると下の写真のような警告が出てきますが、一番上と一番下のボックスにチェックを入れ、「OK」をクリック。


音声ファイルを開いたAudicityの画面は下の様になります。音が出る部分は、波形であらわされています。
写真の赤で示した部分が、例文を読み上げている部分です。一つのトラックで6つの例文が読まれていることがわかりますね。




Bトラックを分割し、例文一つを一つの音声ファイルとして保存する

写真で示した赤い部分が例文1です。この部分だけを選択し、一つの音声ファイルとして保存します。


すると、選択した範囲が、薄黒くなります。


画面右上、「ファイル」タブをクリックし、「選択範囲を書き出し」をクリック。


保存フォルダを選択し、ファイル名を入力して「保存」をクリック。ここでは、ファイル名を「UNIT1-1b」とします。(今回使用する単語集は、24のUNITから成っており、UNIT1つには、計48個の例文が収載されています。保存するときは「UNIT番号-例文番号b」とします。ここでは、UNIT1の1番の例文なので「UNIT1-1b」としています。「b」の部分は何でもいいのですが、英語音声であることがわかる様な名前をつけましょう。私は面倒なので、「b」とつけます。


すると、次の様な画面が出てきますが、ここは空欄でいいです。
OKをクリックします。


これで、一つのトラックから例文を一つ、音声ファイルとして保存する事ができました。
同じ要領で、例文2、例文3と、一つずつ音声ファイルを作成していき、1つのUNITが終わったらUNIT2、UNIT3とファイルを作成していきましょう。

ステップ3.マイク音量の設定

■続いて、例文の日本語訳の部分を読み上げて録音していくわけですが、その前にマイクの音量設定をします。

@ディスプレイ右下のメガホンのアイコンを右クリックし、「ボリューム コントロールを開く」をクリック。


すると、次の様なウィンドウが出てきます。



A「オプション」タブをクリックし、「プロパティ」をクリック。


Bすると、次の様なウィンドウが出ますので、「Front Pink In」にチェックを入れます。ここは、お使いのパソコンによって異なります。マイクの音量を調節できるチェックボックスにチェックしましょう。



Cすると、次の写真の様に、「Front Pink In」のボリュームやバランスが設定できるようになります。
最初は、「ミュート」のチェックボックスにチェックが入っています。このチェックをはずすと、マイクに向かって喋った声がそのままスピーカーから出てしまいます。チェックボックスにチェックが入ってない方は、チェックを入れておきます。
次に、「トーン」をクリック。



Dすると、次の様なウィンドウが出ますので、「マイクブースト」のチェックボックスにチェックを入れます。この設定をしないと、録音する際に非常に小さな音でしか録音されません。


マイクの音量の設定は、これで終了です。


ステップ4.日本語音声の録音

■いよいよ「Audacity」を使って、日本語音声を録音していきます。

@「Audacity」を起動します。写真の赤いボタンをクリックすると録音が始まります。
黄土色の四角いボタンを押すと録音が停止します。
録音を押し、パソコンマイクに向かって単語集の例文の日本語訳の部分を読み上げます。


録音した画面は下の様になります。
録音した音声を確認したい場合は、赤い枠の再生ボタンをクリックします。



A録音した音声を保存します。画面左上「ファイル」タブをクリックし、「書き出し」をクリック。


Bすると、下の様なウィンドウが出ますので、ファイル名を入力して、保存をクリック。ここでは、UNIT1の1つ目の例文なので、「UNIT1-1a」と入力します。「a」の部分は何でもいいのですが、日本語音声である事がわかるような名前にしておきましょう。私はメンドウなので、「a」とします。


Cすると、次の様なウィンドウが出ますが、ここは空欄のままでいいです。OKをクリックします。


これで、一つの例文の日本語文を作成することができました。

ステップ5.itunesに入れる

■@ステップ2で作成した音声ファイルと、ステップ4で録音した音声ファイルを、itunesのライブラリに入れます。ここでは、例文を1〜14まで作成した状態で入れてみます。
すると、ライブラリがこのようになります。



UNIT1-10から始まっていますね。本来なら、UNIT1〜14という順番で並んでほしいのですが、itunesの並べ替えの設定でこれを変えてあげることは出来ないようですので、全てにトラック番号をつけてあげることで、順番通りに並べましょう。ついでに、アーティスト名や、アルバム名も入れてあげましょう。

A今回ライブラリに入れたファイルを全て範囲選択し、右クリックを押し、「プロパティ」をクリックします。


Bすると次の様なウィンドウが出ますので、アーティストとアルバムのチェックボックスにチェックを入れて、それぞれの名前を入力して、「OK」をクリックします。


すると、次のように全てのファイルに一括してアーティスト名、アルバム名が入ります。


Cつぎはトラック番号です。これは「UNIT1-1aから順番に入力していきます。
「UNTI1-1a」を右クリックし、「プロパティ」をクリックします。



Dすると、次の様なウィンドウが出てきますので、トラック番号を入力します。トラック番号は、「1」と入力します。UNTI1-1bの場合は「2」と入力します。


これを全てのファイルに対して地道に行っていきます。すると、


無事、1〜14まで順番に並べることが出来ましたね。
これで、例文が1から順番に「日本語音声→英語音声」の順で再生されるようになりました。
後は、お使いのipodに入れるだけです。お疲れ様でした。



4.自分で作るのは超大変!!

■実際に作ってみるとおわかりになると思いますが…上記の様な方法で、日本語と英語が交互に聞ける様にするのは、大変労力と時間がかかります。

「新TOEIC TEST必修1200語スコア860レベル New Version対応」は全部でUNIT24ですので、一日1UNITずつ進めていっても最低24日間かかります。

1UNITにつき例文が48文もあります。
一日48回、上記の様な作業をひたすら地道にコツコツと繰り返し、それが24セットあるわけです…これだけで挫折してしまいそうになりますよね。

ただし、日本語と英語が両方収録された教材は本当に優秀で、かなり単語の定着率が高まりますので、なんとか手に入れたいものですよね。

6000語レベルまでの単語であれば、「DUO3.0」を使用すればいいのですが、8000語や1万語などのレベルとなると、日本語と英語が両方収録されたものは書店ではまずお目にかかれません。

では自分で作るしかないのか、というとそうでもありません。
ボキャビルマラソン」という優秀な教材がアルクから販売されています。

ボキャビルマラソンに関する詳しい解説は下記ページを参照下さい。
→「単語の定着率=出会いの数」へ








終わり

たまみ:いや〜、これだけ全部やろうかと思うと大変だよね。単語集一個分作り終わるのにどれだけかかることか…

まるひこ:これなら、最初から日本語と英語音声両方入ってる教材を探したほうが…


英語を学ぶ時は、絶対にイメージを使った学習を

人は言葉を聞き、そこから頭にイメージを浮かべます。
また、頭に浮かんだイメージを言葉にします。

すなわち、言語を学ぶ時は、

1.イメージの結び方を覚える
2.英文を読む時も聞く時も頭に常に正確にイメージを結べるようにする
3.イメージを結ぶ速度を上げる
4.イメージを英文化できるようにする
5.英文化する速度を上げる


このプロセスによる学習が最も有効であると管理人は考えています。
当サイト「イメージ英語」では、上記プロセスに則った学習法を紹介させていただいています。

まずは学習の種類を知る
→「学習の種類を解説

学習法を学んだ後は早速実践
→「英語学習の順序


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