たまみ:英文の音読してるとさぁ、すごい口の筋肉が疲れるよね~。
まるひこ:え?そうかい?たまみちゃんは軟弱だなぁ。僕は全身筋骨隆々だから、全然疲れないよ。
たまみ:どこが筋骨隆々だよ…ぷるんぷるんじゃん。…管理人が言ってたんだけど、英語を音読してて口の筋肉が疲れない人はね…
まるひこ:な、なんだよ、管理人なんて言ってたの?
口の筋肉を鍛える
~口の筋肉を鍛える~
1.英文を音読すると口の筋肉が疲れる
■英文を繰り返し音読していると、口の筋肉が疲れてきますよね。
これは、英語には、日本語にはない発音がたくさんあり、その発音をするために使う口の筋肉は、今まで日本語を発音をするときには使ってこなかったものだからです。
ですから、正しい発音で音読をしていれば、口の筋肉が鍛わるまでは疲れるはずなんですが…音読をしていても口の筋肉が疲れない、という方はよほどの上級者でない限り、正しく発音できていない可能性があります。
このページでは、我々日本人が特に正しい発音を習得するのに苦労する英語の発音と、それらの正しい発音の仕方を身に着ける方法を紹介します。
2.日本人が習得するのに特に苦労する発音
■我々日本人が、口の筋肉という観点から、習得するのに苦労する発音は
・l(L)、r(R)、θ、ð(TH)、f(F)、v(V)
の6つでしょう。
これらを発音するときは、日本語では使わない口の筋肉を使うことになりますので、口の筋肉が疲れやすいです。
逆に言えば、口の筋肉に疲れを感じたらそれは正しい発音が出来ているということになります。
これら6つの発音は、習得が難しいだけに、他の発音よりも時間をかけてたくさんの練習をして口の筋肉を鍛える必要があるため…できるだけ正しい発音の仕方を学習初期に身に着けておきたいものです。
また、確実に身に着ける事を考えると、書籍や音声CDだけではなく、実際に話している人の口の中の動きの動画も見ながら学んだ方がいいでしょう。
実際に話している人の口の中の動きが見れるDVDとして、「ネイティブスピーク」というものがありますので利用してみてください。価格も非常に安価で、上記の6つの発音だけでなく、ほぼ全ての母音と子音に関して、口の中の動きの動画が見ることができ、丁寧な解説もなされますので、是非手に入れたい教材です。
ネイティブスピークに関する記事
→「発音は動画で学ぼう」
教材により、正しい発音を学んだ後は、「音読のやり方」のページを見ながら、実際に英文を音読する中で口の筋肉を鍛えていけばいいのですが、上記6つの発音に関しては、それに合わせて…最初のうちは別にトレーニングをしたほうがよさそうです。
3.l(L)、r(R)、θ、ð(TH)、f(F)、v(V)用トレーニング
■上記6つの発音を、また、発音をするときの口の筋肉を鍛えるには…それらの音を盛り込んで作られた早口言葉「tongue twister」が最適です。
tongue twisterとは、英語で「舌をもつれさせるもの」という意味で、Googleで検索するとたくさん出てきます。
それらを何度も口ずさんでいると、口の周りの筋肉が段々痛くなってきて、鍛えれているのを実感するはずです。
ただ、tongue twisterは早口言葉ですが、あくまで正しく発音し、口の周りの筋肉を鍛えるのが重要なので、スピードはあまり意識しなくてもいいです。
①lとrを鍛えるtongue twister
■How can a clam cram in a clean cream can?(どうしてきれいなクリームの缶に貝がぎっしり入ってるの?) |
②θ、ð(TH)を鍛えるtongue twister
■Not these things here, but those things there.(これらはここではなくて、それらはそっちだよ) |
③fとvを鍛えるtongue twister
■Of all the felt I ever felt, I never felt a piece of felt, That felt the same as that felt felt, When I first felt that felt.(私が触れたことのあるフェルトの中で、私があのフェルト帽のフェルトに初めて触った時の、あのフェルトの感覚より優れた触り心地のフェルトにはついぞ触れたことがない。) |
これらを、それぞれ1日20回ずつ1ヶ月間毎日音読してみて下さい。
個人差はあるでしょうが、1ヶ月後には口が疲れなくなっていると思います。
これらのほかにも、tongue twisterはたくさんありますので、興味があればインターネットで調べてみましょう。
4.瞬間英作文をする際も
■発音は、音読トレーニングだけではなく、瞬間英作文をする際にも意識してください。
瞬間英作文も、毎日積み重ねればかなりの量の英文を口から発することになります。
特に「YouCanSpeak

参考
→「パソコンで瞬間英作文」
音読トレーニングにプラスして、口の筋肉を鍛えていきましょう。
終わり

たまみ:tongue twisterって、その名の通り、舌がもつれそうになっちゃうよね。

まるひこ:うん。難しさに悪意すら感じるよね…
★英語を学ぶ時は、絶対にイメージを使った学習を★
人は言葉を聞き、そこから頭にイメージを浮かべます。
また、頭に浮かんだイメージを言葉にします。
すなわち、言語を学ぶ時は、
1.イメージの結び方を覚える
2.英文を読む時も聞く時も頭に常に正確にイメージを結べるようにする
3.イメージを結ぶ速度を上げる
4.イメージを英文化できるようにする
5.英文化する速度を上げる
このプロセスによる学習が最も有効であると管理人は考えています。
当サイト「イメージ英語」では、上記プロセスに則った学習法を紹介させていただいています。
まずは学習の種類を知る
→「学習の種類を解説」
学習法を学んだ後は早速実践
→「英語学習の順序」
この章のその他の記事
・カタカナ発音が出来なくなる
・音読の効果
・音読は負担が大きい
・音読のコツ
・発音を矯正するには
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