まとまりごとにイメージを結ぶ



まるひこ:いや~リスニングって、ほんとに難しいよねぇ。一つの単語に気を取られてると、もう次の部分が読まれちゃって追いつかないんだよねぇ。

たまみ
:それは単語一語ずつイメージを結ぼうとしてるからだね。

まるひこ:へ?単語にはそれぞれ固有のイメージがあるんだから、一語ずつイメージを結ぶのは当然だろ?

たまみ:管理人が、そういうリスニングの仕方をしていては、リスニングは上達していかないって言ってたよ。

まるひこ:え、管理人そんな事言ってたんだ。ちょっとその話、詳しく聴かせておくれよ。







まとまりごとにイメージを結ぶ


~まとまりごとにイメージを結ぶ~

1.単語ごとにイメージを結んではダメ


■初心者の方に多いのですが、リスニングをする際、聴こえてくる単語1語ごとにイメージを結ぼうとする人が多いのではないでしょうか。

具体的に言いますと、例えば

【What you need to say will be shown to you in Japanese.】

という文で、

Whatでイメージを結び、youでイメージを結び、needでイメージを結ぶ…
といった感じです。


厳しいようですが、このようなリスニングの仕方をしていては、いつまでもリスニングは出来るようにはなりません。

実際には、

What you need to sayでイメージを結び、will be shown to youでイメージを結び、in Japaneseでイメージを結ぶ…といった感じでリスニングをします。

一語ごとにイメージを結んでいたら、次に来る単語によっては、もう一度イメージを結ばなければなりません。
例えば、上の文で言えば、Whatと聞いた段階で、

【What do you~? 】

のような疑問文であると勝手に解釈し、その上でWhatのイメージを結ぶ…そうすると、無意識的に、次にはdoesやdoなどの助動詞が来ると構えてしまい…構えているところにyouが来てしまい、

「あれ、doesやdoが来ないぞ、あ、Whatは『~すること、~するもの』を表す先行詞を含む関係代名詞whatだったのか!え~っと、whatの次何て言ってたっけ!?」

のように、まるで返り読みをするかのような解釈をすることになり、次々に聴こえてくる音声のイメージを結べないことになってしまいそうです。
関連
→「返り読みするクセを治す


上記は極端な事例ですが、リスニング初心者の方にはこのようなリスニングの仕方をしてしまう方も少なからずいそうです。

2.視野を広げる

■なぜ、上記のように1語1語しかイメージを結べないのかと言うと、

「視野が狭いから」

と言えそうです。
視野とは物の例えであり、物理的に視界がよくなることではありません。
「瞬間的に処理できる単語の数」と言ったほうがわかりやすいかもしれません。

視野が広がると、
What you need to say/(あなたが言う必要がある事は)
will be shown to you/(あなたに示されます)
in Japanese.(日本語で)


のように、文章を意味のあるまとまりごとに区切りながらイメージを結べるようになってきます。

3.視野を広げるには?

■視野を広げるにはやらなければならない事があります。

①文法&精読
■ある単語を見た時、その単語から次に来る単語を予測できるようになることが、視野を広げるのに大変重要です。
次に来る単語を予測するには、文法的な知識と、文構造を分析するための技術が必要です。
関連
→「予測しながら読む

例えば、「have」という単語を目にした場合。
主に以下の様な意味になる事が多いです。

1.「持つ」などの意味をあらわす通常の動詞
例文
【I have a pen.】(私はペンを持っています)
【He had breakfast at eight.】(彼は8時に朝食を食べた)
2.have+人+動詞の原形で「人に~してもらう」という使役動詞
例文
【I had him do my homework.】(私は彼に宿題をしてもらいました)
 3.have+過去分詞で現在完了形
例文
【She have told him the truth.】(彼女は彼に真実を話してしまいました)

haveが出てきて、この中のどの意味になるのかは、次に来る単語を見てからでないと分かりません。

つまり、実際に読む際には、haveの次に
・名詞(モノ)が来れば、1の意味になる
・人が来れば、2の意味になる
・過去分詞が来れば、3の意味になる


という事を知っていて、構える必要があります。
そうすれば、haveの次に何が来ても瞬間的に対応してイメージを結べ、
「haveを見た時点で勝手に3の意味だと思いこんでしまっていたのに、2の意味だった!」などと遅れをとり、イメージを結び直す事もありません。

上記のhaveの用法1~3は、個別に見れば中学で習うような文法の知識ですが、
・名詞(モノ)が来れば、1の意味になる
・人が来れば、2の意味になる
・過去分詞が来れば、3の意味になる

の部分は、文法の教材からは学べず、「英語真っすぐリーディング講座」など精読用の教材を利用して学ぶ必要があります。

さらに、例えば2の意味になった場合、homeworkが「どんな宿題なのかな?」と疑問を持ちながら読む事も大事です。
そうすれば、
「homework that was so difficult.」
などのように、文が続いた場合でも、遅れる事なく対応出来、イメージを結ぶ事が出来ます。

文が続くとしたら、「homework」の内容を説明する
「that was so difficult.」の様な、thatを主格とした文か、
「that my teacher had told me to do.」の様な、thatを目的格とした文などが来る可能性がある


といったような知識も
また、精読用教材から学びます。

このように予測するための知識を学び、使いこなす事が出来れば、視野が広がり、リスニングをする際の重要な力となります。

※実際にリスニングをする際、音声としては一瞬でhaveとその次に来る単語が話されるため、
「お、haveの次に来たのが過去分詞だから…現在完了形だな」などと考えている時間はなく、感覚として瞬間的にイメージできるレベルにまで達さないといけません。

②瞬間英作文
■瞬間英作文により、たくさんの文法表現を体に刷り込ませる事も視野を広げるのに重要です。

瞬間英作文のやり方」のページにあるレベル1では、上記で述べたような
「先行詞を含む関係代名詞What」も含め、
「be +~ing→現在進行形」「be+過去分詞→受身」など表現別にトレーニングをし、それらを体に染み込ませます。


瞬間的にこれらの表現を口から出せる事は、同じ表現が使われた英文を聞いた時に瞬間的にイメージを結べることに繋がります。
文法表現は、意味のある単語のまとまりであるものが多く、体に染み込ませれば、それをフレームとして、次に来る単語も予想出来やすくなり、視野が広がることになります。

③多読
■視野を広げるには、瞬間的に処理できる単語の数を増やす事が必要です。
多読により、たくさん英語の文に触れていると、
「What I want to is」
「What he can do may be」
など、同じような文法表現に何度も出会うため、いちいち「え~っと、…Whatは『~すること』で、you need to~…であなたは~する必要がある…say…言う…」と言った具合に、頭で詰まりながら、一生懸命考えることなく、「What you need to say」が瞬間的に目に入ってきてイメージ出来るようになります。

④特殊教材でリスニング
■リスニング教材の中には、「スーパーエルマー」のように、意図的に、意味のあるまとまりごとに文章をポーズして区切り、そこでイメージを結ばせるようにクセをつけるものがありますのでそちらを利用するのもいいかもしれません。
詳細
→「日本語を補助輪として使う




終わり

たまみ:意味のまとまりごとに区切ってイメージを結ぶのって、最初は中々出来ないんだよねぇ。

まるひこ:色々なトレーニングとか学習を積み重ねて初めて出来るようになるんだね。


英語を学ぶ時は、絶対にイメージを使った学習を

人は言葉を聞き、そこから頭にイメージを浮かべます。
また、頭に浮かんだイメージを言葉にします。

すなわち、言語を学ぶ時は、

1.イメージの結び方を覚える
2.英文を読む時も聞く時も頭に常に正確にイメージを結べるようにする
3.イメージを結ぶ速度を上げる
4.イメージを英文化できるようにする
5.英文化する速度を上げる


このプロセスによる学習が最も有効であると管理人は考えています。
当サイト「イメージ英語」では、上記プロセスに則った学習法を紹介させていただいています。

まずは学習の種類を知る
→「学習の種類を解説

学習法を学んだ後は早速実践
→「英語学習の順序


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