
たまみ:んぁ~ニュース英語って難しいな~…ちゃんと音読パッケージを上級レベルまで終えてから取り組んでんのに…まだ取り組むの速かったのかな~。
まるひこ:ああ、ニュース英語って使われてる単語も文構造も難しめだもんね~。
たまみ:それもそうなんだけど…致命的なのが、日本語訳を見ても瞬間的にイメージ結べないんだよねぇ。政治的な事って、あまり馴染みがないでしょ。
まるひこ:へ?日本語訳見てもイメージ結べない?あははははっ、はははははははは…たまみちゃんそれは…プッ…単なる勉強不足、クヒヒヒ…
たまみ:笑いすぎだよ!(バシッ)
まるひこ:いたっ!!す、すみませんでした…管理人に何か対策でも聞きに行ってみてはいかがでしょうか?
日本語で理解出来る?
~日本語で理解出来る?~
1.内容に馴染みがない
■以前、私がリスニングとしてVOAニュースを聴いていた時の事です。
中々聴き取れず…音自体は聴き取れていたのですが、どうしても頭にイメージが入ってこないのです。
長い時間粘ったのですが、中々イメージが湧かず、諦めてテキストで確認してみると、訳として掲載されている日本語を理解するのにしばらく時間がかかるのです。
そのパートは、以下のような日本語でした。
「クリントン長官は、実施法案が議会に贈られる期日を明言しませんでした。
しかし、長らく待たれる批准が間もなく実現することを強く示唆しました。
コロンビア、パナマ、韓国との(自由貿易)協定は2006年と2007年にブッシュ政権によって調印されています。貿易障壁を撤廃し、米国とそれら3カ国の雇用を後押しするものとして、早急な批准が期待されていました。
しかし、批准手続きは、特に3カ国の雇用・環境基準や米農産物の市場参入に対する懸念が米議会内にあるため、暗礁に乗りあげました。」
私、恥ずかしながら、あまりニュースや新聞を見ませんでした。
世界情勢に疎いのはもちろんのこと、日本も危うかったです。
そのため、このような政治的な用語が盛り込まれた文章を読んでも、パッとイメージが湧いてこなかったのです。
実施法案、批准、協定、調印、貿易障壁、環境基準、市場参入…

こんな単語、日常会話で使わないですよね。
「でも普通に学校教育受けてればわかるだろ?」
なんて声が聞こえてきそうですね(笑)私授業まともに受けてなかったタチなので馴染みがなかったんです。
2.ニュース英語に取り組むのは少し待つ
■冷静に考えれば…日本語で読んでもイメージが湧いてこないものを、いくら頑張って英語で聴こうとしても無理ですよね。
もちろん、英単語を見たら日本語を介さずにイメージを結べるのが理想ですが、まずは日本語を介して単語のイメージを結べるようになるのが一般的ですよね。
関連
→「日本語を補助輪として使う」
→「単語が使えるようになるまでのステップ」
上記のような日常会話であまり見かけない単語が使われている教材は、ある程度年齢を重ね…知識が増えてから取り組むのが理想的なのかもしれません。
それまでは、ニュース英語以外の、速いスピードで読まれる教材を使えばいいと思います。

3.日常会話が速いスピードで読まれる教材
■日常会話が速いスピードで読まれる教材として、「30日間英語脳育成プログラム

タイトルがちょっと胡散臭いですが、30日間というところを無視すれば、優良な教材だと思います。
詳細は「大変なのは脱中級」のページをご覧になっていただきたいのですが、
収録されている会話のスピードが非常に速いです。
使われている単語や文構造のレベルは、初心者編の場合、中学生レベルです。
そのため、会話の内容自体は理解するのに時間がかかるという事は決してなく、世界情勢や政治など背景知識などがなくても大丈夫です。
しかし、そのスピードのせいで、音読パッケージを上級まで終えた方でも、始めはなかなか聴き取れないのではないかと思います。
参考
→「音読とは?」
→「音読のやり方」
1話を何回も繰り返し聴き、繰り返し音読やシャドーイングをさせるタイプのガッツリしたトレーニング系の教材で、少し音読パッケージに似ています。
4.ニュース英語に取り組む前に
■上述のように、VOAニュースなどのニュース英語は、英単語のレベルが高めなのはもちろん、日本語にしても難しいような背景知識を問われるような英語で構成されており…加えて読まれるスピードが速いのもあり、トリプルパンチで苦しむ事も少なくありません。
そのため、ニュース英語に取り組む前にクッションとして、スピードは速いが、会話の内容自体は非常に易しく、背景知識などが問われない教材で、速いスピードに慣れておくと良さそうです。
30日間英語脳育成プログラムは、少々値段が高いように感じられるかもしれませんが、音読パッケージの上級を終えるまで英語学習を継続されている方であれば、その値段を払う価値は十分にあると思います。
(これから英語学習を始めるという方であれば、音読パッケージなどの手頃な価格の教材で十分で、この価格の教材に手をつけるのは、正直もったいないと思います)
音読パッケージを上級まで終えた時点では、リスニング力はまだ中級…といったところで、そこから上級レベルに達するまで長い伸びを感じない時期との戦いになります。
この伸びを感じない時期というのは、
①語彙の難しさ
②内容の馴染みの無さ
③スピード
に原因があるようです。
ニュース英語にいきなり取り組む方は、この大きな3つの壁に悩まされ挫折してしまう事が少なくないようです。
せっかく音読パッケージを上級まで終えたのに、ここで学習を辞めてしまうのはあまりにもったいないです。(私は上級を終えるまでに1年半は費やしたと思います)
ですのでまず、③のスピードに慣れることから始めるといいと思います。
そうすれば、負担が大きすぎて挫折するという事は少なくなるのではないかと思います。
上級レベルを終えて、いきなりすぐニュース英語に取り組み挫折してしまうよりは、多少お金を払ってでも、速いスピードに慣れておき…その後でニュース英語などの教材に取り組めば、少し時間はかかるかもしれませんが、確実に「脱中級」出来るのではないかと思います。
関連
→「学習にかける費用」
最後になりますが…伸びを感じない時期というのはどんな優秀な教材を使っても必ず来ます。
伸びを感じない時期は来ると始めからわかった上で学習に望み、免疫を作って挫折しないようにしておきましょう。
関連
→「英語学習を継続するコツ」
終わり

たまみ:ニュース英語って、政治的な内容だと日本語で聴いてもパッと理解出来ない事あるよねぇ。

まるひこ:僕はきれいな外人のアナウンサーのお姉さんの言うことなら100%聴き取れるよ。
★英語を学ぶ時は、絶対にイメージを使った学習を★
人は言葉を聞き、そこから頭にイメージを浮かべます。
また、頭に浮かんだイメージを言葉にします。
すなわち、言語を学ぶ時は、
1.イメージの結び方を覚える
2.英文を読む時も聞く時も頭に常に正確にイメージを結べるようにする
3.イメージを結ぶ速度を上げる
4.イメージを英文化できるようにする
5.英文化する速度を上げる
このプロセスによる学習が最も有効であると管理人は考えています。
当サイト「イメージ英語」では、上記プロセスに則った学習法を紹介させていただいています。
まずは学習の種類を知る
→「学習の種類を解説」
学習法を学んだ後は早速実践
→「英語学習の順序」
この章のその他の記事
- ・ディクテーションのやり方
- ・日本語を補助輪として使う
- ・聴くことを諦めない
注意事項
・このサイトはリンクフリーです。
・本サイトの全てのコンテンツの無断転載・無断引用を固く禁じます。
また、本サイトの内容によって生じたいかなる損害も、管理人はその責任を負いません。掲載されている学習法や教材はご自身の責任にてご利用ください。
トップページへ