英語が聞き取れない理由




たまみ:うぁ〜英語全然聞こえないよ〜。何言っているか全然わかんないよ〜。まるひこ君、ちょっと気が散るから黙っててよ。ってかどっかいってて。

まるひこ:ええ?僕喋ってないし、別にリスニングが出来ないのは僕がいるいないの問題じゃないでしょ。

たまみ:だって聞こえないんだもん。何て言ってるかわかんないし、単語は聞こえるのにイメージが結べないものもある。

まるひこ:じ、じゃあ管理人に「英語が聞き取れない理由」を聞きに行こうよ。







英語が聞き取れない理由


〜英語が聞き取れない理由〜

1.リスニングの二つの側面
■英語が聞き取れない、という人は多いですよね。

リスニングとは?」のページにあるように、英語を集中して聴き取り、頭にイメージを結ぶ事をリスニングと言いますが、リスニングには、ある二つの側面があり、このうちどちらか一方でも欠けていると、「英語が聞き取れない」ということになります。


@言語的側面
■リスニングの一つ目の側面は、「言語的側面」です。
これは、「英語という言語を理解できる」という側面で、感覚としては、精読と同じ様なものです。

精読が、目で英文を見て、英語の文構造や意味を把握し、頭にイメージを結ぶのに対して、リスニングは耳で英文を聞き、その文構造や意味を把握し、頭にイメージを結びます。
参考
→「精読とは?
→「リスニングとは?

例えば、以下の様な例文で、

【He is handsome.】
(彼はイケメンです)



この英文を音声として理解するには、まず「He」「is」「handsome」という三種類の単語、その発音を知っている必要があり、
なおかつ「彼はイケメンです」という文を【He is handsome.】という
語順で表せるという事を知っている必要があります。
これがリスニングの「
言語的側面」です。

単語の発音だけが聞き取れたとしても、文構造を理解する力がなければ、相手が何を言っているのかはわかりません。

「言語的側面」において、大切なのは、リスニングをする時に
聞いた英文を日本語に訳さない事です。
ネイティブはいちいち聞いた英文を日本語を介して頭にイメージを結んだりしません。

英語を英語として聞き取り、イメージを結んでいるのです。



リスニングをする際は、話された英語は次々と流れ、消滅していきます。
日本語に訳しながら聞いていたのでは間に合いません。

つまり「英語を英語のまま理解し、そのままイメージを結ぶ事」が重要です。
関連
→「聞こえた順に理解する

この言語的側面を鍛えるには、文法を正しく理解し、英語を返り読みせず、左から右に真っすぐ読めるようになる必要があります。
関連
→「返り読みするクセを正す

ただ、初めて聴く文を、いきなり日本語なしで頭にイメージを結ぶ…というのは難しいですから、全く日本語を排除するのではなく、理解を助ける補助として使うには構わないようです。
参考
→「日本語を補助輪として使う

A音声的側面
■これは、「英語の音そのものを物理的に正確に聞きとれる」という側面です。
例えば、「This is an apple.」(これはりんごです)という英語を聞いたとき、「This」「is」「an」「apple」の単語の意味を知っていて、また文構造・意味が理解できるとしても、音そのものを正確に聞き取ることが出来なければ、頭に正しいイメージは結べないですよね。




詳しくはわかりませんが、英語と日本語ではまず「音の波長」が違うそうです。
日本語と英語というのは、地理的、文化的に全く違う環境の中で、独自の音声体系を互いに成長させてきたため、文法だけでなく、全ての音、発声法などが、大きく異なっています。

例えば、日本語で「あ」と聞こえる音が、英語から聞こえてきたとしても、その音は日本語の「あ」とは微妙に違います。

「あ」と同じ様に聞こえる英語の音を、まとめて「ア」と表記しますが、英語の「ア」という音には、実は3種類以上あり、全ての音が、日本語の「あ」の音とは全く一致しません。

関連
→「発音の勉強法




英語の「ア」と聞き取るためには、以上3種類のどの「ア」が発音されたのか、厳密に聞き取らなければなりません。
その聞き分けに必要なのが、「耳を英語の音声の波長に合わせること」です。

そして波長をあわせるには、英語の音声体系を、耳を使って学び、理解しなければなりません。
ただ、耳で発音を聞きわけるには、まず、口でその発音を発声できるようになることが必要になります。

聴覚というのは、発声と密接に結びついており、実際に自分で発声できる音でなければ、聴覚器官がその音を完全に認識しないといわれています。

つまり、3種類の英語の「ア」を正確に発声できないと、耳で3種類の「ア」を聞きわけることはできない、ということになるのです。
関連
→「発音の重要性

2.集中力がないことも原因

■聴き取ろうとする集中力が本人になければ、上記の2つの側面が揃っていたとしても英語が聴き取れない事もあるようです。

そのため、リスニングは必ず集中出来る環境で行うようにしましょう。
ながらリスニングはダメ」のページにあるように、何かをしながらでは、100%の集中力を聞こえてくる英語に注ぐ事が出来ず、本当は聞き取れるだけの力があるのに「聞き取れない…」と嘆くことになりそうです。

集中出来る環境にあるが、他事を考えてしまう…という人にはディクテーションがオススメです。
ディクテーションのやり方」のページにあるように、ディクテーションとは、聞こえてくる英語をそのまま文字として書き起こしていく作業になります。

通常のリスニングは、頭の中にイメージを結ぶ…という非物理的な作業のために、聴き取れた部分(イメージを結べた部分)と、聴き取れなかった部分(イメージが結べなかった部分)の境界があいまいになりがちになり、そのせいで頭がぐちゃぐちゃして、集中力を失いがちです。

その点、ディクテーションは、文字として書き起こすという物理的な作業のため、聴き取れた部分は、それが間違っていたとしても、自分なりに聞きとった証として文字が残り、聴き取れなかった部分は文字として残らないため、聴き取れた部分と聞き取れなかった部分の境界が明確になり、頭がスッキリして集中がしやすいです。

管理人は、今でも「どうも集中出来ないな…」というとき、たまにこのディクテーションをやります。
時間はかかりますが、集中出来て、頭もスッキリするので一度やってみるといいかもしれません。








終わり

たまみ:リスニング出来ないって一口に言っても、理由は2つあったんだねぇ。

まるひこ:波長を合わせるとか、ほんとに出来るのかなぁ。


英語を学ぶ時は、絶対にイメージを使った学習を

人は言葉を聞き、そこから頭にイメージを浮かべます。
また、頭に浮かんだイメージを言葉にします。

すなわち、言語を学ぶ時は、

1.イメージの結び方を覚える
2.英文を読む時も聞く時も頭に常に正確にイメージを結べるようにする
3.イメージを結ぶ速度を上げる
4.イメージを英文化できるようにする
5.英文化する速度を上げる


このプロセスによる学習が最も有効であると管理人は考えています。
当サイト「イメージ英語」では、上記プロセスに則った学習法を紹介させていただいています。

まずは学習の種類を知る
→「学習の種類を解説

学習法を学んだ後は早速実践
→「英語学習の順序


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