本の読みやすさレベル(YL)について




まるひこうぐぶぁ〜…

たまみ:まるひこくん、変なため息ついてどうしたの?

まるひこ:いや〜、昨日本屋さんの洋書コーナーで多読用の本を選ぼうとしたんだけど、どの本がどのくらいの難易度なのかわからないんだよね〜。で、結局簡単そうに見えた絵本を買ってきたんだけど、これが意外に難しくてびっくりしてさ。

たまみ:あ〜、読みやすさレベルについて調べてから買いに行くべきだったね。英語学習者用に作られた語彙制限本には、読みやすさレベルってのがあって、語彙数とか語数がレベル別に…

まるひこ:こんなんなら、○○な本を買うべきだった…

たまみ
:ダメだこりゃ…







本の読みやすさレベル(YL)について


〜本の読みやすさレベル(YL)について〜


1.読みやすさレベルとは?

■「多読のやり方」のページでも紹介しているSSS式多読は、優しい本から徐々に難しい本にレベルを上げていく段階的多読法です。

しかし、いきなり書店の洋書コーナーへ行っても、どの本がどのくらいの難易度なのか、どういう順番で読んでいけばよいのか、初心者は見当がつきません。

「まあ、絵本なら簡単でやさしいだろう」と思い読んでみると、意外に難しくてよくわからなかったという経験のある人も多いのではないでしょうか?

何を隠そう私も、「日本昔話」の英語版を購入して読んでみたら、意外と難しくとてもスラスラ読めるというレベルではなかった…という失敗談を持っています。


そこで、SSS式英語多読研究会では、本の読みやすさを評価する共通の基準、読みやすさレベル(Yomiyasusa Level、以下YL)という基準を決めています。

実際に多読をしている人の声を集約して、「日本人学習者にとっての本の読みやすさ」を「YL0.0-0.9」の数値で評価し、YLの数値が小さいほど読みやすいことを示します。

YL0.0は題名だけが英語で、なかには一切文字のない絵だけの絵本です。したがって、YL0.0の本はまったく英語を知らない人でも読む(内容を理解する)ことが出来ます。

英語学習用で使う本のYLは、0.0から8.5までです。YL9.0以上は、難しすぎて英語学習目的の多読には適さない本であることを示します。

SSS式多読では、YL0.0から0.9の本をレベル0の本、YL1.0から1.9の本をレベル1の本というように、まとめて呼んでいます。

レベル(YL)の目安
 レベル
(YL)
 使用語彙数
Headwords
 1冊あたりの総語数
Length(Word count)
 レベル0
(YL 0.0-0.9)
 200-300語  1-1,500語
 レベル1
(YL 1.1-1.9)
 300-600語  500-4,000語
 レベル2
(YL 2.0-2.9)
 600-1,000語  3,000-6,000語
 レベル3
(YL 3.0-3.9)
 1,000-1,700語  6,000-12,000語
 レベル4
(YL 4.0-4.9)
 1,300-2,200語  8,000-20,000語
レベル5
(YL 5.0-5.9) 
 2,000-3,000語  15,000-40,000語
レベル6
(YL 6.0-6.9)
 3,000-5,000語  20,000-120,000語
レベル7以上
(YL 7.0-9.9)
 5,000語以上  80,000-200,000語

2.総語数と語彙レベル

■総語数(word count)とは、本に含まれる単語数の事です。She is cute.であれば3語と数えます。She's in the library.と縮約形の場合には、She'sで1語数え、全体で4語と数えます。
つまり、総語数とは、「スペースの数+1」と考えてもよいのです。

多読では、まず、総語数5,000語を超える本を連続して読めるようになることが最初の目標となります。(YLで言えば、レベル2に相当する本の事)

多読では、できるだけ辞書は引かず、知っている単語で、全体の意味を推定しながら読んでいきます。辞書をひかなくとも、理解度8割以上の高い理解度でスムーズに読むには、未知語の割合が5%以下程度であればいいそうです。

未知語の割合が5%以下であれば、全体の文脈の流れの中で未知語の意味を推測できることも多いのです。
参考
→「文構造から単語の意味を推測する

英語学習者用に、文法、語彙を制限して書かれている段階的読み物を、英語でGraded Readers(略称GR)と言います。GRでは、使用語彙の95%が基本1,000語で書かれている場合、「語彙レベル1,000語の本」と言います。

オックスフォード大学出版局、ピアソン・エデュケーション、ケンブリッジ大学出版局などの英語教材専門部門をもつ多くの出版社がGRを出版しており、各社が定めた語彙の各レベル別の水準に従って、人名、地名などの固有名詞を除き、範囲外の単語の出現率が原則として5%以下になるように作られています。

多読の最初の目標は、基本語彙400語レベルで書かれた、総単語数が5,000語を超える本(つまり、5,000語の95%の単語が、基本400語で書かれているGR)を高い理解度で読めるようになることです。

5,000語を超える本を訳さずに、ノンストップで読めるようになれば、あとは時間さえかければ、どんなに厚い本でも読めるようになるといってかまいません。

※多読のトレーニングに入る前に、きちんとしたリーディングが出来るようになっておく必要があります。
返り読みをしてしまうようなリーディング力では、多読はスラスラ出来ません。
管理人は主に「英語真っすぐリーディング講座」を受講して以降、かなり難解な構造の文でもスラスラ読めるようになり、多読のトレーニングもスムーズに出来るようになりました。
参考
→「返り読みするクセを正す

また、多読を行い始めるのと同時期に、ボキャビルも行い、語彙を増やしていく必要があります。
管理人は主に「ボキャビルマラソン」により、12000語レベルまでの語彙をマスターしたため、読む本のレベルを高くしても、分からない単語がほとんどないという状態でした。
参考
→「単語の定着率=出会いの回数








終わり

たまみ:学習法の事をよく知ることも、レベルアップへの第1歩だよね。

まるひこ:うん、闇雲にやればいいってもんじゃないからね。




英語を学ぶ時は、絶対にイメージを使った学習を

人は言葉を聞き、そこから頭にイメージを浮かべます。
また、頭に浮かんだイメージを言葉にします。

すなわち、言語を学ぶ時は、

1.イメージの結び方を覚える
2.英文を読む時も聞く時も頭に常に正確にイメージを結べるようにする
3.イメージを結ぶ速度を上げる
4.イメージを英文化できるようにする
5.英文化する速度を上げる


このプロセスによる学習が最も有効であると管理人は考えています。
当サイト「イメージ英語」では、上記プロセスに則った学習法を紹介させていただいています。

まずは学習の種類を知る
→「学習の種類を解説

学習法を学んだ後は早速実践
→「英語学習の順序


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